『　社交ダンス （しゃこうダンス）は、儀式や舞台用ではなく、一般人が男女のペアになり、楽曲にあわせて自由に、男性が考えた動きを女性に伝えて、二人で一緒に楽しむ ダンス 。　　ソロ・ダンスでもなく、群舞でもなく、ペアー・ダンスと呼ぶ。

sociality dancing の訳から出来た造語で、ここからさらに Social Dance （ソシアルダンス／ソーシャルダンス） の和製英語も誕生した。　
英語では Ballroom Dance （ボールルームダンス／舞踏室の踊り） と呼ぶ。
広義では、 競技ダンス も含まれる。 』

出典 ： フリー百科事典 ＜ウィキペディア（Wikipedia）＞

・・・　なのである。

＜男性が考えた動きを女性に伝えて、二人で一緒に楽しむ ダンス ＞　 ・・・うーん、奥が深いです。

「 パーティーダンス 」　と置き換えるのは可、と思います。
「 競技ダンス（ダンススポーツ） 」 　とは分けて考えるべきだ、と ＜管理人 裕＞ は思います。
「 デモンストレーションダンス 」 　は、プロが行う　見せるためのショーダンス　だと考えます。

誰に見せるでもない、二人で楽しめるダンス・・・
それを、生徒の皆さんには身につけていただきたいと思っています。

そして、皆が楽しい気分で過ごせるよう、 マナーも守りたいですね。
パーティーは競技会ではないのですから。

でも！
一生懸命練習したら、「 共演・独演 」 などでその達成度を皆に披露する、のも楽しいと思いませんか？

生徒の皆さん、その日を目指して頑張りましょう！！

そして！
競技会で自分の実力を試してみるのも、ひとつの楽しみ方だと思います。
挑戦したい方は、どんどん挑戦してみましょう。

　　　　　　
←　　＜ スタンダード種目 ＞

一昔前は、モダン種目と呼ばれていました。　

正式には、男性は燕尾服、女性はロングドレスというフォーマルな衣装を着て、組んだまま踊るダンスです。

＜競技用５種目＞

　　・　ワルツ
　　・　タンゴ
　　・　クイックステップ
　　・　スロー フォックストロット
　　・　ヴェニーズワルツ（ウインナワルツ）

その他　パーティーではブルース等　も踊られます。

＜ ラテン種目 ＞　　→

男女が組んだり離れたり、二人のポジションをさまざまに変えるエキサイティングなダンスです。

＜競技用５種目＞

　　・　ルンバ
　　・　チャチャチャ
　　・　サンバ
　　・　パソドブレ
　　・　ジャイブ

その他　パーティーでは、ジルバ ・ マンボ ・ スクエアルンバ （ボックスルンバ）　等も踊られます。　

競技会で踊られる、スタンダード５種目・ラテン５種目のことを、あわせて「１０ダンス」と呼びます。

普通は、スタンダードとラテン別々に踊られて、別々に成績がつくのですが、１０種目総合で成績の出る「１０ダンス選手権大会」というのもあります。

＜ スタンダード種目 ＞


ワルツ　
　１３世紀頃からチロル地方で踊られていたヴェッラー（Weller）というダンスが起源。
　 ヴェッラーは、ゲルマン文化初の、男女が体を接して共に回るダンスでした。
　 １６世紀には都市にも広まり、だんだん上品で優雅なダンスとなり、１８世紀には王侯貴族たちに愛されるようになりました。
　　三拍子の円舞曲に合わせて踊る、優雅で華麗なダンスです。

タンゴ
　 タンゴはアルゼンチンから始まったといわれており、二拍子の曲に合わせて踊る歯切れのよい情熱的なダンスです。　
　 アルゼンチンの酒場や道端で男性が、女性を他の男に盗られないよう、強く引き寄せて踊ったのが原型なので、コンパクトなホールドや、足をピックアップする特徴が残っています。
　社交ダンスで踊られるタンゴは、現地でそのまま発展したアルゼンチンタンゴとは違い、ヨーロッパに渡って宮廷風に改良されたコンチネンタルタンゴです。

クイックステップ
　 邦画 「 シャル ウィ ダンス ? 」 のラストシーンでも登場した、テンポの速い曲で跳んだり跳ねたりする、軽快でスピード感のあるダンスです。
　 １９２０年代、チャールストンのブームに合わせて、フォックストロット（狐の小走り の意）というダンス を速いテンポで演奏したのが始まり、と言われています。

スロー フォックストロット
　 「 ゆっくりした狐の小走り 」 と訳される、気品のあるダンスです。
　 ２０世紀初め英国で、フォックストロットのテンポを遅くして、スローなワルツの動きも取り入れて、新しく作られました。
　 ゆっくりした四拍子の音楽にのって、川が流れるように流麗に踊ります。

ヴェニーズワルツ （ウインナワルツ）
　 ヨーロッパで、憧れの社交界デビューを果たすための大舞踏会、デビュタント。　ここで、白いイヴニングドレスの女性と、正装した男性によって踊られるダンスが、ヴェニーズワルツです。
　 競技会では、あまり踊られないダンスですが、欧米ではとてもポピュラーなダンスと言えるでしょう。
　 速いテンポの三拍子の曲にのって、右回りのターン ・ 左回りのターン ・ フレッカールと呼ばれる回転 などで踊られるシンプルで優雅なダンスです。

　＜ ラテン種目 ＞

ルンバ
　 黒人奴隷が、足につけられた重い鎖を引きずりながら踊ったのがルーツとされています。
　 スローテンポのまといつくような四拍子の曲に合わせて恋のかけ引きを表現した魅惑的なダンスです。
　競技会では、２拍目から踊り始めるキューバンルンバが採用されていますが、１拍目から踊り始める スクエアルンバ （ ボックスルンバ ） もあります。


チャチャチャ
　 足型の原型はルンバですが、音楽はマンボから発展した弾けるような四拍子の曲です。
　 軽快な足さばきが特徴で、 恋する男女を表現した、明るく陽気な楽しいダンスです。


サンバ
　 リオのカーニバルのサンバパレードが有名ではありますが、これは社交ダンスで踊られるサンバとは異なります。
　 体を上下にバウンスさせる躍動的な動きが特徴の、明るく激しいダンスです。


パソドブレ
　 このダンスは、スペインの二大イメージである 闘牛とフラメンコ が凝縮されている、ドラマチックで力強いダンスです。
　 一般的に男性は 「 闘牛士 」であり、女性は 「 赤い布のケープ 」 や 「 闘牛」となり、また時には「フラメンコダンサー」 となって 踊る、迫力のあるダンスです。


ジャイブ
　 スイングダンスとして知られるジルバが、第二次世界大戦後イギリスに渡り、完成されたダンスがジャイブです。
　 フライパンの上で豆が爆ぜるように、フロアの上を跳ねるように踊るダンスです。